▶夕方。上司からのプレッシャー、終わらないタスク、帰り道の渋滞・満員電車。帰宅しても、仕事のこと、子育てや家庭のこと、頭の中はやることでいっぱい。体は休んでいるのに、脳だけが休まらない。
ストレスは「心」だけの問題ではありません。
脳がストレスを感じると、体はそれを危険信号として受け取ります。
その時、分泌される代表的なホルモンが、コルチゾールです。
コルチゾールは本来、体を守るために必要なホルモンで、炎症を抑える働きも持っています。病院で炎症の過剰反応を抑えるために使われるステロイド薬は、このコルチゾールの仲間です。
しかし、ストレスが慢性的に続くと、話は変わります。
ストレスによって免疫のブレーキが効きにくくなる
コルチゾールが出続けることで、免疫細胞がそのブレーキに慣れてしまい、炎症を抑える力が効きにくくなることがあります。
体内イメージでいえば、ストレスは、脳の中の「警報のスイッチ」が入りっぱなしになっているようなものです。サイレンが鳴り止まない限り、体は「まだ危険だ」「戦闘態勢を続けろ」という指令を受け取り続け、自律神経やホルモンのバランスが乱れ、免疫のブレーキが効きにくくなります。
本来なら鎮まるはずの小さな炎症が残りやすくなり、体の中のボヤがくすぶりやすい状態になっていくのです。
毎日の「当たり前」をほんの少し見直すこと。それが、体の中でくすぶる見えないボヤを鎮め、将来の重大な病気を防ぐ一番の近道なのです。



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