アマゾンでは「部下が仕事をしやすい環境を作る」のが上司の仕事と考えています。部下の仕事がまだ残っているのに、無理やり仕事を切り上げさせて、飲みに付き合わせる……といった、部下の仕事を阻害する行為は言語道断です。
私の部下の中にも、上司となり部下を持つと急に「おい、飲みに行くぞ」と上司風を吹かせたくなる人間はいました。
そういった場合はようすをうかがい、「プライベートでお互い楽しく飲むなら別に構わないけれど、業務に支障をきたすような飲み方はしないでくれよ」とたしなめたこともあります。
ちなみに、アマゾンのオフィスレイアウトは、かなりフラットだと思います。日本企業でよく見られる、いわゆる"島"はありません。
ディレクター以上になると個室があり、その個室の周りにチームの人間が座るスペースがあります。そのスペースには、カラフルなパーティションで区切られた席が設けられています。
各人の席はいちおう決まっているものの、比較的自由にどこで仕事をしても良いという雰囲気。前や左右にメンバーがいて、顔をつき合わせて仕事をするという感じではありません。個室は、チームのミーティングの際に使われたり、1対1で面接を行う際に使われたりしていました。
「自分の力で何とかしろ」は禁句
部下のパフォーマンスが上がらず、自分の率いるチームの目標が達成できないかもしれないという状況は、少なからずアマゾンでも生じます。そのときに上司が部下に対して絶対に言ってはいけないのが、
「君、なぜ、これができないの?」
「自分で何とかしなさい! 私は知らないぞ」
といった言葉です。


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