西村氏からの相談を受け、業界誌社長が白羽の矢を立てたのが、旧知の小松崎準氏だった。小松崎氏は現在35歳。当時はGMOペイメントゲートウェイで新規事業を担当し、学生時代にはモバイルセルフレジで起業した経験も持つ。
GMOペイメントゲートウェイの持ち株会社であるGMOインターネットグループの代表・熊谷正寿氏とアルバイト先で知り合い、熊谷氏の誘いでGMOペイメントゲートウェイに入社した経緯がある。
GMOペイメントゲートウェイ社内で「待った」の声
小松崎氏はGMOペイメントゲートウェイの上司に相談したうえで、営業幹部2人と日拓本社で西村氏、日本ゲームカードの鈴木聡社長と面談の席を持つ。その際、「クレジット決済の機能を導入すること」「手数料は利用者が負う仕組みとすること」などが提案されたという。
要請を受け小松崎氏は、スマホアプリを遊技台に付設された「サンド機」にかざすとパチンコ玉が出てくる仕組みを構想。アプリにお金をチャージする際は、GMOペイメントゲートウェイのクレジット決済システムを活用するスキームを描いた。ユーザーの遊技状況を個人単位で把握し、状況に応じて利用制限・停止措置も施せる画期的なアプリだった。
しかし、ここでGMOペイメントゲートウェイ社内で「待った」がかかる。(第2回に続く)


