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映画『ゴジラ』シリーズ、『国宝』、人気アニメ『呪術廻戦』『葬送のフリーレン』『薬屋のひとりごと』など、大ヒット作を次々と繰り出す東宝。一方、いまやコンテンツはほぼすべてがデジタルデータとなり、サイバーセキュリティ対策が極めて重要となっている。同社で2026年1月に発足した社長直下「IT推進本部」の本部長に就任したのが、ベネッセや資生堂でIT部門の責任者を歴任した高野篤典氏である。同年5月末には上席執行役員CIO&CISOに就任。東宝初のITセキュリティの専任役員となった高野氏に、キャリアやセキュリティ戦略を聞いた。
「情報漏洩」事故直後の鉄火場に飛び込む
――まず、東宝のCISOになるまでのキャリアについて教えてください。
大卒後、最初は外資系の日本法人でキャリアをスタートしました。ITに関わっているうちに、ITとセキュリティは表裏一体の関係であることが見えてきました。まだ1990年代でしたが、当時からITをやりながらセキュリティに関わる機会は増えていきました。
本格的にセキュリティへ携わったのは、デルのIT部門にいた頃です。ISMSというグローバル認証を取得したほか、災害だけでなくサイバー攻撃も織り込んだBCPを作りました。


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