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ビジネス #鉄道最前線

鉄道やバスで行ける「昭和のレトロ自動販売機」 全国の街道沿いに点在、同じタイプでも味が違う

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「ドライブイン古城」のうどん・そば自販機(筆者撮影)
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まず目指したのは岡山県の倉敷市にある「ドライブイン古城」。JR山陽線の倉敷駅から、隣接する水島臨海鉄道の倉敷市駅へ、そこから20分ほど列車に揺られ、栄駅に向かう。ちなみに水島臨海鉄道は、倉敷市駅から水島臨海工業地帯を結ぶ、第三セクター鉄道。昭和の国鉄型気動車であるキハ30形、37形、38形が今も現役で走る。まさに昭和レトロ旅にふさわしい。

水島臨海鉄道の終点・三菱自工前駅奥に並ぶキハ車両(筆者撮影)

栄駅で下車し、栄駅北バス停から倉敷駅行きのバスに乗車、二福小古城池高前で降りて約12分歩く。行った時期は夏真っ盛り。バス停からはゆるやかな上り坂で日陰もなく、木々が生い茂る山側にあるせいか、蝉が大合唱していて余計に暑く感じる。幹線道路がトンネルに入る手前に、目指す「ドライブイン古城」があった。

「ドライブイン古城」(筆者撮影)

昔ながらのドライブインという佇まいがとてもよい。店内に入ると、クーラーが効いていてほっとした。そしてたくさんのゲーム機と、強いたばこ臭。これも昭和ならではの空気感である。 

懐かしいゲーム機をひととおり眺めてから、自販機コーナーへ。こちらにはうどん・そば自販機が設置されている。メニューは2つ、「天ぷらうどん」と「きつねそば」だ。共に280円と安い。

うどん自販機前に広いテーブルやいすがある(筆者撮影)

うどんの出汁は関西風

お金を入れて、「天ぷらうどん」のボタンを押し、しばし待つ。ニキシー管に数字が表示され、できあがりまでのカウントダウンが始まる。25秒後に「チーン」と音がして、シュッとうどんが取り出し口に出てきた。

天ぷらうどん(筆者撮影)

うどんは、つゆがすごく透明で驚いたが、味はしっかり塩味がある関西風のかつお出汁だ。茹でうどんの割に、コシがあっておいしい。天ぷらは市販のものを使用し、つゆを吸ってふわふわ、小エビも入っている。きつねそばも食べるか迷ったが、次があるのでやめておいた。

後日、うどんとそばの出汁は違うのか、「ドライブイン古城」のオーナーに聞いてみたところ、「そばはうどん出汁に牡蠣醤油を加え、甘めにしてあります」とのこと。気になる。無理して食べればよかった、とちょっと後悔した。また行かねばならない。

帰りは二福小古城池高前のバス停から、そのまま倉敷駅へバスで移動。岡山駅に戻り、今度は快速「マリンライナー」で瀬戸大橋を通って四国へと渡る。坂出で快速サンポート南風リレー号に乗り換え、松山方面へ。

ちなみに普通列車で移動しているので、岡山から次の目的地の伊予三島駅まで約2時間半かかった。特急しおかぜに乗れば時間はその半分だが、料金は倍かかる。とはいえ、こういう旅はのんびり行くのが合っている気がしている。リニューアルしてからあまり使わなくなったが、「青春18きっぷ」と「レトロ自販機」の組み合わせは、相性がよいと思う。

【写真を見る】鉄道やバスで行ける「昭和のレトロ自動販売機」 全国の街道沿いに点在、同じタイプでも味が違う(13枚)
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