札幌・大通り地区のランドマークとして知られた、4丁目プラザ。その跡地に開業した再開発複合ビル、札幌4丁目プレイスの最上階13階で2026年1月から本格的に業務を始めたのが、デロイト トーマツ グループの新オフィス「Sapporo Social Innovation Hub(通称:SSIH)」だ。
SSIHには監査法人やコンサルティングの合同会社、税理士法人などグループの各法人が入居し、現在は約120名の社員が在籍する。もともとは市内の別の場所に拠点があったが、SSIHの開設に合わせて移転・拡充した。
同拠点ではコンサルティング部門が中心となり、政府の巨額支援が行われているラピダスに関連する北海道半導体ビジネス推進室を新設。札幌市がGX金融・資産運用特区に認定されたことを受け、GX産業の促進やそれを支える国内外からの投資の呼び込みなどについても、助言や実行支援を行う。交流拠点としてスタートアップや企業経営者、自治体の関係者が集うセミナーやマッチングイベントも開催し、現在約150の企業・団体などが加盟している。
事実上1人で自治体や地元企業向けの開拓を開始
そんなSSIHで現地の運営リーダーを担っているのが、合同会社デロイト トーマツのシニアマネジャー、小田剛氏(46)だ。自身が北海道札幌市出身で、大学院修了後に東京へ上京。3人目の子どもが生まれるといった家族の事情も考慮し、社会人10年の区切りで札幌へUターンすることを決め、監査法人のトーマツ札幌事務所に入社した。
当時デロイトグループの札幌拠点には、アドバイザリーと呼ばれるコンサルティング専門の部隊がなく、サービス機能は監査法人と税理士法人のみだった。そこで小田氏は事実上1人で自治体や地元企業向けの開拓をスタートさせ、初年度のコンペでニセコ町、小樽市、函館市の地方創生・観光戦略などの案件を勝ち取ったという。
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