日本でも最近データセンターの建設が増えています。データセンターは水を大量に使うし、CO2も排出するし、低周波のノイズも出すといったような、問題だらけの不気味な存在のように描かれもします。
ただ、いまの日本の10代、20代と話していると、テクノロジーに対するそこまでの抵抗感はあまり感じません。
問題を避けるより、進化を進めよう
おそらくですが、平成の30年間のデフレ時代を暮らしてきた人は、多くがテクノロジー嫌いではないかと。でも日本人ってもともと、テクノロジーが大好きだったんです。
高度経済成長の頃は、とにかく新しもの好きの日本人という自己認識があって、海外からもエコノミックアニマルなどと呼ばれながら、ものすごくアグレッシブに新しいものにどんどん飛びつく国民性だった。
ところが90年代に入るくらいからそれがなくなり、みんなが尻込みしはじめて、新しいテクノロジーが出てくるたびに「怖い、怖い」ばかり言っている人たちになってしまった。その時代が、新しい世代の登場とともに終わりつつあるのではないか。そう感じています。
もちろん問題はありますが、そうした問題はテクノロジーを嫌うことで防ぐのではなく、テクノロジーをより進化させることによって防ぐほうがいい。テクノロジーが進化すると新しい解決策が生まれてくるという方向に考えたほうが健全だし、前向きだと思います。
最後に本の話とはずれますが、最近、ウェブ広告が終わるという説が出てきています。
いま、グーグルで何かを検索すると、AIが要約した情報が出てきますよね。あれで満足する人が増えて、その下にある検索結果ランキングのURLまでクリックしない。その結果、検索エンジン経由の広告クリック数が大きく減っているというのです。
それに、すでにそうなっているとも言えますが、今後AIエージェントが発達して、私たちが「●●を調べて」と頼むと、AIがウェブ上の情報を調べて返してくれるようになります。


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