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《体内時計研究》で判明、妊活のカギは「午前中の日光浴」…現代人が忘れがちな"季節のリズム"と日光で体を整える方法

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日光を浴びる女性
妊娠しやすい体づくりは、自然のリズムを味方につけることから始まるのかもしれません(写真:zon/PIXTA)

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日照時間が長い季節や昼の光は体内時計を整え、排卵リズムを安定させることが明らかになりました。ネズミの最新実験と歴史データから解き明かす「日光を味方につける妊活戦略」を、明治大学教授の中村孝博氏の新著『知って得する、体内時計のはなし』から抜粋・編集してお届けします。

「日光を浴びると気持ちがいい」、それは間違いありません。

しかし実は、日光にはそれ以上の役割があります。体内時計を整え、妊娠しやすい体づくりを支える、非常に強力なスイッチでもあるのです。

これまで本書では「夜の光」が体内時計を乱す話をしてきましたが、ここでは視点を変えて、昼間の光、とくに季節で変わる"昼の長さ(日照時間)"に注目します。

日照時間は、季節でこれほど違う

日本でも、昼の長さは季節で大きく変わります。東京では、夏至ごろは昼が約14時間半、冬至ごろは約9時間45分。年間で約5時間もの差があります。

この「昼の長さの違い」に体が反応する性質を光周性と呼びます動物の行動や生殖は、この光周性の影響を強く受けているのです

自然界では、子育てに最も適した季節に出産できるよう、妊娠の開始時期を昼の長さで調整する動物が多くいます。

春~夏に繁殖するウマやキツネ(長日繁殖動物)、秋~冬に繁殖するヒツジやシカ(短日繁殖動物)。妊娠期間の長さに合わせて、「春から秋の育てやすい季節」に出産がくるよう設計されているのです。

ヒトは一年中妊娠できる周年繁殖動物に分類されます。筆者らが研究に使う実験動物であるネズミも同じです。そのため長らく、「周年繁殖動物では、季節や日照時間は繁殖に関係しない」と考えられてきました。

ところが、筆者らの研究はその常識に小さな修正を迫りました。

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