センター試験時代には“一発逆転”があった
みなさんは、「共通テストはバカに厳しい試験である」という言説を聞いたことがあるでしょうか。
一見すると、なんとも乱暴で身も蓋もない物言いに聞こえるかもしれません。しかし、東大生として何百人もの受験生を指導してきた私の経験からすると、この言葉は残念ながら、かなり的を射ているのです。
そしてこの「残酷な真実」を知らないまま受験に突入してしまう高校生と、それを見守るご家庭が、毎年たくさんいらっしゃいます。今回は、この共通テストという試験の持つ「怖さ」と、それに対してどう向き合うべきかについてお話ししたいと思います。
まず、比較対象として、かつてのセンター試験の話から始めましょう。
センター試験というのは、実はある意味で「勉強していなかった生徒にやさしい試験」でした。もちろん簡単だったという意味ではありません。ただ、「これまでほとんど勉強してこなかった生徒が、直前期に猛烈に頑張ることで、短期間で点数を跳ね上げられる余地」が、少なからず残されていた試験だったのです。


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