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「共通テストはバカに厳しい」センター試験との明確な差…2カ月間猛勉強しても点数が伸びない必然とは

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息子を叱る母
模試の結果がなかなか上がらなくても、焦ってはいけません(写真:Luce / PIXTA)
  • 西岡 壱誠 一般財団法人ドラゴン桜財団代表理事・ドラゴン桜2編集担当
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そして、これは強調してお伝えしたいのですが、保護者の方こそ、絶対に焦ってはいけません。

我が子が必死に勉強している。にもかかわらず、模試の結果はなかなか上がってこない。志望校の判定はEやD。周りの家庭の話を聞くと、成績が伸びている子もいる。そんな状況で、心穏やかでいるのは、正直、なかなか難しいことだと思います。

しかし、ここで保護者の方が焦ってしまうと、事態はさらに悪化します。

「そんな成績で受かるの?」「もっとやらないとダメじゃない?」「あの塾に通わせるべきじゃない?」――こうした言葉は、本人にとって、想像以上に大きなダメージになります。ただでさえ点数が伸びずに苦しんでいるところに、「一番の味方」であるはずの家族から追い打ちをかけられる。これほど心が折れる瞬間はありません。

先ほどお話ししたように、共通テストは「2カ月伸びずに、3カ月目に急に伸びる」ような試験です。ということは、伸び悩んでいる期間の子どもは、「爆発する直前の状態」にいる可能性が非常に高いということでもあります。

その時期に必要なのは、叱咤でも比較でもなく、「見守る覚悟」です。「あなたはよくやっているよ」「時間がかかる試験だから、大丈夫」――そうした一言があるかどうかで、直前期の踏ん張りは、驚くほど変わってきます。

保護者も“伸びない時期”を理解する

共通テストという試験は、私たちに一つの大切なことを教えてくれます。それは、「時間をかけて積み上げた力は、いつか必ず、目に見える形で現れる」ということです。

裏を返せば、「短期でなんとかしようとする発想」「派手な結果をすぐに求める姿勢」は、この試験の前ではまったく通用しません。

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これは受験生本人にとってはもちろん、保護者にとっても、そして社会全体にとっても、示唆に富む話ではないでしょうか。すぐに結果が出ないことに、私たちはあまりに慣れていない。だからこそ、伸びない期間に耐えられず、途中で投げ出してしまう。

しかし、共通テストで最後に笑うのは、「伸びない時期を、腐らずに走り切れた人」です。もし今、模試の結果に一喜一憂しているご家庭があれば、どうかこう考えてみてください。「今は、根を伸ばしている時期なのだ」と。「花が咲くのは、もう少し先なのだ」と。

その視点を、受験生本人と、保護者の方と、家族全員で共有できたご家庭は、共通テスト本番で必ず力を発揮できます。

焦らず、比べず、信じ抜くこと。それが、この「バカに厳しい試験」に立ち向かうための、たった一つの、そして最強の戦略なのだと思います。

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