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「休ませたままでいい?」不登校35万人、ひきこもり100万人…元ひきこもり在宅医が伝える"無理させない"と"放置"の違い

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ひきこもりの未来を開く80のヒント
不登校の本人やその家族に「本当に寄り添う」とはどういうことなのでしょうか?(写真:beauty-box/PIXTA)
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■居場所は「回復の呼吸」を取り戻す場所

学校には行けないけれど、「よりみち屋」には来ることができる子がいます。「よりみち屋」は、東京の江戸川区で私たちが関わっている駄菓子屋で、子どもたちの「居場所」です。

朝は無理。集団授業も無理。評価も怖い。何かを生み出さなければならない場所は、つらい。でも、「行くだけの場所」なら行ける。午後なら行ける。少人数なら話せる。いるだけでいいなら、いられる。

ここで私が何度も思い知らされたのは、「目的がないこと」の力です。

制度のサービスや学校の支援は、どうしても目的が明確になりやすい。それ自体は大切です。けれど、目的が強すぎると、そこに入れない子が増える。

ただし、ここにも難しさがあります。「いるだけでいい場所」は救いになります。でも、その場所に慣れすぎると、次の段階に進みにくくなることがある。

進まないことにも、本人は不安になる。だから私は思います。居場所は「安住」の場所ではなく、「回復の呼吸」を取り戻す場所であってほしい、と。

休む。少し動く。また休む。また動く。その繰り返しを安心して試せる場所が、「回復の呼吸」を取り戻す場所です。

未来を開くヒント:息を「吸って、吐く」リズムを取り戻すことが、最初の支援。

講演後に「相談会」が始まる

■「動かない日々」が孤独を深化させる

毎年、地域の小中学校で講演をさせていただきます。テーマは「ひきこもり・不登校の子どもへの寄り添い方」や「いのちの授業」。

講演が終わると、自然と列ができます。予定していなかったはずの「相談会」が始まります。

最初の1人が口を開くまで、少し時間がかかる。けれど、誰かが話し始めると、次の人も、その次の人も、言葉があふれてくる。

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