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「今日できることは、明日やろう」、「失敗は他人のせい」。
常識の真逆を掲げ、根強い人気商品を生み出している石けん工房がある。長野県佐久市の「ねば塾」だ。
「余計なものを入れない」石けん
代表的な商品である「白雪の詩」は、「台所石けん」にもかかわらず、その品質の良さで「洗顔にいい」と口コミがひろがり、2003年にアットコスメのベストコスメ大賞の洗顔料・クレンジング部門で2位、翌2004年と2005年には洗顔料部門で連続1位を獲得。2006年には殿堂入りを果たした。
多い時で1カ月に14万個が売れ、「他を試したけど結局戻ってきた」「湿疹が出てしまう子どものために愛用している」など、約18000件の口コミが寄せられている(2026年7月現在)。さらに、2010年からはその品質を評価され、人気ナチュラルコスメブランド「OSAJI」と新商品を共同開発、現在もOEMを請け負う。
「他がいろいろなものを『加える』ことで勝負している分、うちは『余計なものを入れない』ことで勝負しているんです」
ねば塾の社長を務める笠原道智(かさはらみちとも)さんは、自社の強みをそう語る。
筆者も『白雪の詩』で洗顔をしてみたところ、泡立ちが良く、洗い上がりはさっぱりしているのにつっぱらない。180gの大きなサイズが2個入で495円と、コスパも最高だ。さすが、毎月3万5000個が売れるだけはあると感じた。
しかもその石けんを作っているのが、10年間ずっと寝ていたという人や、仕事ができるようになるまで10年かかったという人だと聞いて度肝を抜かれた。


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