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ライフ #ジモトのアタリマエ──観光客の知らない知恵と常識

「実は"日本三大"が3つもある」「東京ドーム約25個分の公園が…」地元が教えたくない《なにもない佐賀》本当の暮らしやすさ

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唐津の海
福岡から地下鉄1本と便利で、海もきれいな唐津(写真:編集部撮影)

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観光である町を訪れたとき、各地の地元民が「当然」と思っていることに驚いた経験はないだろうか。「ジモトのアタリマエ」では、そんな地元民ならではの「価値観」や「街歩きの知恵」にスポットを当て、その土地の本当の楽しみ方を提案する。今回は佐賀。
前編では、佐賀の「県外に出られないご馳走」を紹介した。後編では、グルメ以外の魅力をお伝えする。探さないと見つからない県には、意外な「日本三大」がゴロゴロ眠っていた。 

佐賀のうまいものは、佐賀からなかなか出られない。呼子のイカは生きたまま皿に盛られてくる。白玉饅頭の賞味期限は「本日中」。温泉湯豆腐は通販もあるが、いっても豆腐。

いずれも日持ちしないので、食べ物以外の魅力でも、佐賀への一歩をあと押ししたい。

実は佐賀には、「日本三大〜」とつくものが多い。有田焼が愛知の瀬戸焼、岐阜の美濃焼と並んで「日本三大陶磁器」と呼ばれていることは、まだ知られているほうだろう。でも、あとふたつあることは、ほとんど知られていない。遠方の人にこの話をすると、たいてい「またまた〜」と信じてもらえない。

それが、佐賀の当たり前だ。

有田焼で作られた、ウルトラ怪獣のカネゴン。価格は74万8000円(税込)。「器」のイメージが強い有田焼だが、400年以上受け継がれてきた技術は、キャラクター造形にも生かされている(写真:筆者撮影)

日本三大稲荷、佐賀にあり!

「稲荷といったら伏見でしょ?」と思っている人は多いのではないだろうか。いやいや、稲荷といったら「祐徳稲荷神社」(ゆうとくいなりじんじゃ)だ。貞享(じょうきょう)4年(1687年)、徳川綱吉の時代に、佐賀県鹿島市に創建された。そう、鹿島はアントラーズだけじゃない。あちらは茨城の「鹿嶋」だ。

祐徳稲荷の年間参拝者は約300万人にのぼり、九州では太宰府天満宮に次ぐ多さだ。正月三が日には、人口約2.7万人の町に、約70万人が押し寄せる。名実ともに、京都の伏見稲荷大社、茨城の笠間稲荷神社と肩を並べて「日本三大稲荷」に数えられる神社なのだ。

山肌に沿って、地上から18メートルの高さに建てられた舞台造りの「祐徳稲荷神社」本殿(画像:Yoshitaka/PIXTA)
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