周囲を見ると、他のお客さんも注文を終えたら足早に、皆サラダバーへと向かう。冷蔵ケースの豊富なラインナップを前にしばらく悩んでいる人、迷うことなく千切りキャベツを山盛りに盛る人、初手でゼリーを盛る人などさまざま。サラダバーとは、自由である。そんなことを思い知らされつつ、筆者はベーシックなサラダに仕上げた。ドレッシングは和風をチョイス。自分なりのサラダバーのスタイルで、メニューが到着するまでの時間を待つ。
新鮮なホルモンに舌鼓
そうこうしていると、注文していたメニューが運ばれてきた。筆者が今回注文したのは、「ホルモンランチ(1600円・税込)」。こんもりと盛られたごはんとワカメスープ(味噌汁も選択可能)もセットだ。大きめにカットされたシマチョウが、皿の上にお行儀よく8切並んでいる。白くてツヤのある様子から伝わってくる新鮮さ。否が応でも期待が高まってきた。
店員さんがロースターに火を入れると、いまか今かとその時を待つ。焦りは禁物。網が十分に熱されたと判断した瞬間、ホルモンを放った。さっそくジュージューと脂がしたたり、ときおり小さく炎が上がる。「ホルモンの焼き加減って毎回分からないよな」などと考えながら上下を返していたら、こんがりと良い焼き色がついてきたので、慌てて網から引き上げた。
まずは、そのまま口へと運ぶ。脂の甘みが舌の上で弾け、自然と口角が上がるのが分かる。ホルモン特有のくさみはまったくなく、ホルモンの身上であるプリッとした食感が最大限に味わえる。噛み締めるほどに甘みとうまみがほとばしり、飲み込むタイミングがいつまで経っても訪れない。いつまでも頬張っていたいと思わせるおいしさだ。
ホルモンの味付けは「塩」か「タレ」を選ぶことができ、筆者が選んだのは「塩」。比較的しっかりとした塩気が利いており、ごはんが進む。ごはんもおかわり自由なので、肉とごはんの割合を気にせず、心置きなく食べすすめられるのがうれしい。小皿で提供されるなべしまオリジナルのタレで味変を楽しむのもおすすめ。味噌をベースにしたタレで、まろやかな甘口。肉をごはんにバウンドさせたいなら、断然タレで食べるのがおすすめだ。


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