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一般人が「粉からトルティーヤ作り」、湖池屋、3COINSも参戦…近年の"タコスブーム"でここまで本格志向が過熱する必然

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SARASA タコス
タコス協会代表理事を務めるSARASA氏にタコスブームの背景を聞いた(写真:筆者撮影)
  • 西嶋 広美 フリーライター/翻訳者(韓国語)
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では、SARASA氏が考えるタコス最大の魅力とは何だろうか。トルティーヤや具材ももちろん大切だが、その答えは「サルサ」にあった。

「タコスはトルティーヤ、具材、そしてサルサでできていますが、私が一番面白いと思うのはサルサです。私にとって、サルサは宇宙です。同じ材料を使っていても、作り方や配合、組み合わせ次第で何通りもの表現が生まれます。だからこそ、サルサには作り手の考え方や性格、好みが驚くほど表れると思っています」(SARASA氏)

さらに、「個性のある人が作るサルサは、その人の個性に比例する」という持論もある。

「個性があふれる人が『自由にサルサを作っていい』と言われて、わざわざ無難でありきたりなものを作るでしょうか。私はそうは思いません。例えば、新しいことに挑戦するのが好きな人は、独創的なサルサを作る傾向がありますし、落ち着いた雰囲気のある人は、素材本来の味を生かしたシンプルなサルサを作ることが多いように感じます」(SARASA氏)

タコスがこんなにも奥深く、何度食べても飽きない理由

実際、サルサを食べるたびに「どんな人がこれを作ったんだろう」と想像するそうだ。そして時に、「このサルサはまるで店主そのものだ」と感じることもあるという。

「その人が歩んできた経験や価値観、そして情熱が、最も自由に表現されるもの。それがサルサです。だからこそ、タコスはこんなにも奥深く、食べるたびに新しい発見があり、何度食べても飽きない魅力があるのです」(SARASA氏)

さまざまな角度から広がりを見せる現在のタコス人気だが、その根底にあるのは、一人ひとりが自由な発想で楽しめる、料理としての奥深さなのかもしれない。タコスには一過性の「ブーム」では終わらないポテンシャルがありそうだ。

何より、「サルサは宇宙」という言葉が印象に残った。筆者は来週もタコスを作ろうと決めた。今度は、自分流のサルサを求めて。

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