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高校1年生で行政書士試験に合格し、18歳で国内最年少として行政書士登録した悉知信(しっち・あきら)さんは、小学校で深刻ないじめを受け、進学した私立中学校では不登校を経験した。公立中学校への転校と通信制のS高等学校への進学を経て、2026年4月からは慶應義塾大学法学部で学びながら、いじめ・不登校に関する政策提言や講演に取り組んでいる。そんな悉知さんに、不登校経験者の進路選択で重要なポイントや通信制高校のリアルについて聞いた。
SOSに向き合ってくれない先生に絶望
悉知さんがいじめの被害に遭ったのは、小学6年生のときだ。「中学受験をする人が少ない地域で、休み時間にも塾の教材で勉強していたことが、周囲の反感を買ったのかもしれない」と振り返る。事実ではないうわさや陰口から始まり、いじめは次第にエスカレートした。
ある日、クラスメートに足を持たれて転倒し、左腕に激痛が走った。担任に「救急車を呼んでほしい」と何十回も訴えても、「大げさに反応しているだけ」と取り合ってもらえず、保冷剤を渡されたまま約3時間放置された。親に迎えに来てもらって病院に行くと、左腕の骨が2カ所折れていた。
その後、親といじめ被害について訴えても、管理職や担任から「証拠はあるのか」と問い詰められ、真摯に向き合ってもらえなかった。
「学校では『困ったことがあったら先生に相談してください』と教えられ、実際にSOSを出したのに、信頼していた先生たちは誰も向き合ってくれませんでした。この時の絶望が今、政策提言を行ったり、教育制度について考えたりする原点になっています」


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