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キャリア・教育

深刻ないじめ被害と不登校→国内最年少「18歳で行政書士」になった慶應生が語る「進路選択のポイント」「通信制高校の現実」

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悉知信氏
いじめと不登校を乗り越え16歳で行政書士試験に合格。どのように進路を選んできたのか(写真:悉知信さん提供)
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悉知さんがS高校を選んだ理由の1つは、自分のペースで学びながら大学進学を目指せると考えたことだ。指定校推薦や総合型選抜などの入試ルートを選べることも安心材料で、政治部や投資部など、全日制高校では得にくい活動にも魅力を感じた。

一方、中学時代の通知表では、定期試験を受けた一部教科を除き、評定欄の多くが成績をつけられないことを示す斜線だった。内申点がつかないことが、全日制高校への進学を難しくした側面もあったという。

S高校では通学コースを選び、週3日通学した。自由時間の多さに驚いた悉知さんは、行政書士試験への挑戦を決意する。

「テレビドラマをきっかけに弁護士の仕事に興味を持ち、いじめ被害を訴えても学校や司法から十分な救済を得られなかった経験から、法律や制度を使って人を助ける仕事に関心を持ちました。法や制度の問題点を理解したいという思いに加え、将来への不安から手に職をつけたい気持ちもありました」

市販テキストやオンライン講座、学習アプリを使い、通学中にも音声で講義を聞いた。平日は多い日で8時間、土日は10時間近く勉強し、やる気が出ない日も「1問だけは解く」と決め、学習を継続。約半年の勉強で行政書士試験に合格した。

全員が「通信制高校」が合うわけではない

ただし、通信制高校がすべての不登校経験者に合うわけではないと悉知さんは指摘する。

「自由な時間が多い分、何をするかを自分で決める必要があります。明確にやりたいことがある人や、自分で計画を立てられる人には向いていますが、課題や生活面で丁寧なサポートを必要とする人は戸惑う部分もあると思います」

通信制高校や通信制サポート校を選ぶ際は、複数校のオープンキャンパスや体験授業への参加を悉知さんは勧める。

「規模の大きさなどで安易に決めず、自分にとって必要な教育やサポートの質を見極めるためにも、やりたいことにつながる学びや活動があるのかという点、スタッフの関わり方、スクールカウンセラーなどの心理職への相談体制、レポート未提出や単位不足を防ぐ支援、個別相談のしやすさなどを確認しておくことが重要です」

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