有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ライフ

老後の不安を抱える氷河期世代の"最後の砦"か…身近な存在のはずなのに意外と知らない《社会福祉協議会》の底力

9分で読める
年金以外の老後を支えるセーフティネットについて、まとめて紹介します(写真:buritora/PIXTA)
  • ななし 就職氷河期世代のインデックス投資家
2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES

【子ども関連費用】

●子どもの結婚資金や孫への教育資金援助:100万~300万円

私も含め、最近は結納をしないケースが増えていますが、結納金の相場は100万円くらいと言われています。その後、孫が生まれたら何かと資金援助をしたくなるかもしれません。

このように老後は普段の生活費とは別の出費も予想されるので、理想を言えば1000万円くらいは「老後の予備費」として確保できていると安心できそうです。「退職金で住宅ローンを完済してしまい、手元に現金が残らない」という状況を避けることが、老後破綻を防ぐ最大のコツと言えます。

老後のセーフティネットにはどんなものがある?

最後に「老後の不安がどうしてもぬぐえない」という人のために、年金以外の老後を支えるセーフティネットについて、まとめておきます。

日本は比較的弱者に優しい政策をとっていますから、貯蓄が底をつきそうになっても、あるいは健康を損なって働けなくなったり、介護が必要になったりしたときでも、尊厳を持って生きるための仕組みが用意されています。

●住宅面のセーフティネット各種

老後の不安の大きな要因のひとつが住居です。老後は物件探しが難しくなるという問題があります。民間の賃貸では高齢者との賃貸契約を拒絶することが一般的だからです。さらに、割合的に単身者が多い氷河期世代は、「孤独死」という不安がどうしてもつきまとうかもしれません。

まず、家賃については先ほど少し触れた、自治体が運営する「公営住宅」という心強い制度があります。公営住宅以外で物件を探したい人は「登録住宅」を探してみてはどうでしょう。地域の空き家などを活用して高齢者や低所得者などの「住宅確保要配慮者」に貸し出す仕組みです。

現状では地域によって量(物件数)や質(建物の状態や利便性)のバラつきが大きいですが、たまに掘り出しものもあるそうです。物件情報は国土交通省の「セーフティネット住宅情報提供システム」で検索できます。

「孤独死が不安……」という人には「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」という選択肢があります。普通のマンションを借りるよりは高くなりますが、高級老人ホームに入るよりは安い相場感となっています。

5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数