CLA180とCLA220、違いはどんなところにあるだろう。乗った印象でいうと、積極的にアクセルペダルを踏んで走るのが好きならCLA180、快適性重視だったらCLA220、と感じられた。というのも、CLA220はトルクが太く、アクセルペダルを強く踏まなくても、東京とその近郊の交通状況なら、余裕を持って流れをリードできる性能を発揮してくれる。
足まわりはしっかりしていて、硬くはないものの、空飛ぶ絨毯に乗っているほどではない。でも、CLAに乗る人が、ふわふわとした乗り心地ばかり求めるとは思えない。
CLA180の電気モーターが積極的に働くため、走り出しは、CLA220と遜色ない加速感が味わえる。その先は、少しだけ加速が鈍るが、すぐにターボチャージャーが働きだして、再び力強い加速がはじまる。やや大げさに言えば、2段階の加速感だ。
私が最初に、今回のCLAシリーズに乗ったのは、25年12月。オーストリアのインスブルックからイタリア国境まで、山道でのドライブだった。そのときの印象を思い返すと、急な上りでは、やはりCLA220に分があった。が、下りは同等。なにより感心したのは、ステアリングフィールだ。
メルセデス・ベンツらしさを失っていないステアリングフィール
メルセデス・ベンツが伝統的に採用している、独特の味付け。切りはじめを少し重くして、切り込んでいくと、ステアリングホイールがわずかに慣性でもってまわっていくような、独自の感覚だ。
私は、このステアリングフィールがかなり好きで、今回のCLAでも他社とは一線を画す、独自の好ましいフィーリングが体験できたのは、とても嬉しかった。


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