新世代のエンジンは「限られたスペースを有効に使うことを前提に設計した」と、かつて私が開発エンジニアから聞いたとおり、コンパクトさが特徴だ。
その新しさは、マイルドハイブリッドシステム。従来のメルセデス・ベンツは、パワートレインの効率化を図るためにISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)やBSG(ベルトドリブン・スターター・ジェネレーター)を組み合わせていたが、新型CLAに搭載されるシステムは、それとも違うもの。
次世代のマイルドハイブリッドシステムでは、モーターは8段デュアルクラッチ式のギアボックスに組み込んである。ここには、加えてインバーターも搭載され、3つを合体させることで高密度なパッケージを実現したとメルセデスは言う。
モーターを積極的に使う設計であり、例えばエンジン始動時も従来のようなピニオンギアを排し、モーターとクラッチを使う。低負荷の走行時は駆動系をエンジンと切り離して、軽い加速時はモーターで車輪を駆動するという仕組みだ。
エンジン自体にはターボチャージャーが搭載され、モーターの働きは、上記のように効率よい走行を実現するところにあるようだ。実際、感心させられたのは、時速10km/hを超えるあたりまで(「85Nmぐらいまで」とメルセデス・ベンツは説明)、モーターだけで走れること。そして加速が力強い。
CLA180とCLA220の違い
CLA180は、最高出力100kW、最大トルク200Nmで、これに最大トルク200Nmの48ボルトのハイブリッドモジュールが組み合わされている。そのため、こちらでも十分以上と言いたくなるくらい、低速で力がある。
市街地で軽い渋滞にはまって、緩やかな加速しかできないようなとき、エンジンを停止させたまま走ることも可能だ。エンジンの自動オン/オフ機能を使っている際、先述のとおり、ピニオンギアがないのでショックもほとんど感じさせない。遮音や振動抑制も徹底したと言うだけあって、実際に快適だ。


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