「100人に1回よりも、1人に100回買ってもらえる商品を」
スキンケアブランド「ドモホルンリンクル」を主要商品とする再春館製薬所は、1993年に行きすぎた電話営業により大量返品を招いたことから、以降徹底した「顧客第一主義」を目指している。
その姿勢を象徴する数字の一つが、3回以上購入した顧客の90%以上が継続するという高いリピート率だ。ドモホルンリンクルは、長期の愛用者に支えられてきた。
COOの小林珠紀さんは、「SNSには課題を抱えている」と語る。確かにドモホルンリンクルといえば、テレビCMの印象が強い。開始当初の1986年から現在まで、どんな思いをCMに託してきたのだろうか。
独特なCMの意味
スキンケアのCMの多くは、その商品のイメージに合う著名人が起用されている。SK-Ⅱなら綾瀬はるかさん、資生堂・エリクシールなら石田ゆり子さんが、ブランドの顔として出演している。
しかしドモホルンリンクルのテレビCMでは、アイコンとなる人物がほとんど出てこない。
「テレビCMは、時代ごとに役割を変えながらも、『本質的な価値』をブレずに伝えるための基盤として位置づけています」(小林さん)


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