回答=田中郁也
日本の「納豆」と中国の「豉」
日本の代表的な食材として有名な納豆。大豆を発酵させて作られる食品で、あの独特の発酵臭がダメで、納豆自体が苦手だという方も多いのではないでしょうか(かく言う筆者も大の苦手です)。
大豆を発酵させて作る食品には「豉(し)」というものが中国にあり、こちらは2000年ほど前の文献にも見られますが、日本の納豆とは製造法や食べ方に大きな差があります。
「豉」は現代日本では主に豆豉(とうち)という調味料として知られている食品で、いわゆる大徳寺納豆のように糸を引きません。これは私たちが想像する納豆とはずいぶん違うものです。つまり、日本の「納豆」はどうやら日本独自に発展した食品で、中国には漢字表記の淵源を求めることはできなさそうです。


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