有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ビジネス

「こんなプロント見たことない!」 銀座の1号店が高級路線に一変、社長が語る"大赤字"からの再出発

7分で読める
メキシカン エスプレッソ・マティーニとアイリッシュコーヒーなどが楽しめる(撮影:尾形文繁)
2/4 PAGES
3/4 PAGES
4/4 PAGES

パフェは昼夜ともに提供し、女性客から多く選ばれている。同店の従業員は、「週末の夜、お酒を飲んだあとに訪れる方が多いです。新作が出ると続々と注文され、現在は桃のパフェが大人気です」と話した。

近年、お酒を飲んだあとのシメとしてパフェを食べる「夜パフェ文化」も広がっているが、銀座の地でも、そうした傾向が見られるようだ。

課題は「認知拡大」

プロント ザ ファーストの開業から8カ月が経過した現在、どんな成果が得られているのか。

「主な来客層は、オフィスワーカーや近隣の飲食店で働く女性、訪日外国人などです。以前のプロントよりも、客層や夜間の利用シーンが広がっているように思います。業態転換前と比較して日中は若干落ちているものの、夜間の売り上げは大幅に増えています」(杉山社長)

サントリーの新感覚BAR「グラスとコトバ」の要素を取り入れ、顧客が選んだ言葉からイメージしたカクテルも提供する(撮影:尾形文繁)
日中のカフェタイムでも、ハイボールが飲めるそうだ(写真:プロントコーポレーション)

筆者が訪れた平日の15時過ぎは、1階は6割ほど、2階は2割ほど埋まっていた。パソコンで作業をしている人や複数人で談笑している人、一人でゆったりとパフェを楽しむ人など用途はそれぞれだったが、年齢層はやや高めだった。

ちなみに、開業当初はカフェタイムにアルコールを提供していなかったが、現在は日中にハイボールが飲めるようになった。これは、「昼間もお酒を飲みたい」という声が多く聞かれたためだ。

「まだ知名度は低いが、口コミを広げていきたい」と杉山社長は期待をにじませた(写真:プロントコーポレーション)

最後に、杉山社長に展望をたずねてみた。

「目下の課題は『認知拡大』です。まだまだ知名度が低く、がんばらなければなりません。さまざまなご意見をいただき、日々ブラッシュアップしているので、サービスはどんどん良くなっていくはずです。立地的に口コミが非常に有効になるため、訪れた方の口コミを広げていきたい。落ち着いてカッコよく飲める店になればと思います」(杉山社長)

プロントコーポレーションでは、2030年までに450店舗を目標に掲げる。プロント、終日セルフサービスの「E PRONTO(エプロント)」、ワインの酒場「Di PUNTO(ディプント)」、「和カフェ Tsumugi(ツムギ)」の4業態を軸に、全国各地に広げていく方針だ。

杉山社長(撮影:尾形文繁)
【前の記事】プロントの夜を変えた「キッサカバ」、社長に聞く6年目の現在地、「昼はカフェ・夜は酒場」創業から貫く"二面性"の進化

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数