ウチの息子なら嫁は選びたい放題
ふみお(35歳、仮名)は地方の名門校から関東の有名私立大学へ進学し、卒業後は都内の上場企業に就職した。
地方に住む両親、とりわけ母親はそんな息子をほこりに思っていた。「あなたなら女性はいくらでも選べる」「せっかくお見合いをするのだから、条件のいい女性を選びなさい」。婚活を始めた息子に、母親は繰り返し、そう伝えていた。
その「条件」とは、「短大卒以上であること」「初婚であること」「安定した職業についていること」だった。親としては、息子の幸せを願っての言葉だったのだろう。
しかし、それがふみおの婚活を難しくしていた。お見合いの申し込みをするときも、申し込みを受けるときも、彼が無意識に考えていたのは「この女性を親は受け入れてくれるだろうか」ということだった。


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