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ライフ #仲人はミタ-婚活現場からのリアルボイス-

あなたならいくらでも選べる――そう育てられた35歳男性 "婚活で出会ったなかで一番"の女性でも結婚できないワケ

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男性
35歳の婚活男性がお断りした理由とは…(写真:kapinon/PIXTA)
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あけみ(37歳、仮名)は、幼い頃から母親に繰り返し言われてきた言葉がある。

「勉強も進路も、前に進もうとするときは必ず迷うもの。でも、迷ったときは、どうしたら前に進めるかを考えなさい。ただし恋愛だけは違う。迷う相手ならやめなさい」

恋愛には理屈では説明できない感情が伴う。だからこそ母親は、娘が恋愛で傷つき、つらい思いをしないように、自身の経験も重ねながら、そう教えたのだろう。しかし、その言葉は、あけみの恋愛観を少しずつ臆病なものへと変えていった。

女子校から共学の大学へ進学したが、男性をことのほか意識してしまい、自然に友人関係を築くことができなかった。男性から食事に誘われても、「相手に好意を持たれたら、どう答えていいのかわからない」という考えが先にたち、気軽に応じられない。

就職後も状況は変わらなかった。職場の飲み会など大勢の集まりには参加できても、男性と2人きりで食事へ行くことには強い抵抗があった。恋愛の入り口に立つ前に、自らその扉を閉じてしまうのである。

こうして恋愛らしい恋愛を経験しないまま、気づけば37歳になっていた。

「迷う=ご縁がない」ということ

「あと3年で40歳になります。できることなら結婚して、子どもを授かり、家族を持ちたいんです」と、入会面談のときに、あけみはこう話していた。

一念発起して始めた婚活だった。ところが、お見合いを重ねても、交際が始まるとすぐに迷いが生まれる。「本当にこの人でいいのだろうか」「少しでも迷うということは、ご縁がないということではないか」。そのたびに、交際を終了していた。

筆者は彼女に言った。

「結婚を決めるときに、まったく迷いのない人はいません」

彼女は少し驚いた表情を見せた。

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