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ライフ #自動車最前線

避暑旅=クールケーションで「草津温泉」が注目される理由。観光客405万人新記録「V字回復」した老舗温泉地のいま

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草津温泉、夜の湯畑(写真:まちゃー / PIXTA)
草津温泉、夜の湯畑(写真:まちゃー / PIXTA)
  • 佐滝 剛弘 みらい観光文化リサーチベース代表 元・城西国際大学教授

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実は今、東京やその近郊から草津温泉へ向かう高速バスが、ぐんぐん本数を増やしている。どんな背景があるのだろうか?

かつて昭和の時代に栄えた温泉地、今その人気は二極分化が進んでいる。旅のパーソナル化に対応できず、大型旅館が次々と廃業する温泉地がある一方、若い来訪者でV字回復する温泉地も少なくない。

静岡県の熱海や兵庫県の有馬は、今や若者で大いににぎわっている。草津温泉はそんな「令和の勝ち組」温泉地の代表格なのだ。

草津温泉は江戸時代から続く老舗の温泉地で、「治らないのは恋の病だけ」とうたわれる療養地でもある。その草津温泉が近年、いつ訪れても観光客であふれている。

標高はおよそ1200mで、夏は下界より5度以上涼しいうえ、温泉に隣接してスキー場があり、冬は閑散期どころか、観光客の姿がほぼ消える軽井沢に比べてもにぎわいが途絶えない。

鉄道よりも高速バスで

この草津温泉への公共交通機関は、鉄道の場合、東京からだとJR高崎線・上越線・吾妻線で「長野原草津口」まで行き、そこから路線バスに乗り換えるルートとなる。

「上野~長野原草津口」間には直通する特急「草津・四万号」も運行されているが、現在定期列車はわずか1日2往復。便利とは言いがたい本数である。

草津温泉のシンボル、湯畑(筆者撮影)

50年ほど前の時刻表を見ると、上野からの急行が5往復、週末を中心に運行される特急が2往復なので、観光客が利用する優等列車はかなり減少したことになる。

上越・北陸新幹線で「高崎」まで来て在来線に乗り換える方法もあるが、在来線の本数も1~2時間に1本程度だし、さらに長野原草津口でのバスへの乗り換えも含めると、乗り降りばかりとなって効率が悪い。そこで人気を高めているのが高速バスである。

日によって運行本数は多少違うが、この夏の時刻表を見ると、最も多いバスタ新宿発草津温泉行きは、「上州ゆめぐり号」と名付けられた便が朝8時05分発を皮切りに6本。運行はJRバス関東である。

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