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本音をぶつけ合える昭和はよかった!? 表面だけの「ポジティブ信仰」が《負の感情》を抑えつける社会の"息苦しい泥沼"

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感情を無理に抑え続けていると、心のなかにネガティブなエネルギーが溜まっていく(写真:metamorworks/PIXTA)

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とかくコンプライアンスに厳しいこのご時世、いたるところに潜むハラスメントを恐れるあまり、なかなか本音を吐き出せずに悩んでいる人も多いはず。ですが、エグゼクティブ・メンタルコーチの平本あきお氏は、「感情を無理に抑え続けていると心のなかにネガティブなエネルギーが溜まっていく」と警鐘を鳴らします。
本稿では、感情を抑えられる人こそが「大人」「人格者」とされる社会のなかで、私たちがいつのまにかハマり込んでいる泥沼の息苦しさについて、平本氏の著書『感情は全部出し切ったほうがいい つい、自分の気持ちを我慢しすぎてしまう人のためのメンタルスキル』から、一部を抜粋・編集してお届けします。

「ネガティブ感情」は悪ではない

「あなたの感情を、全部出し切ってください」

セッションの場でそうお伝えすると、多くの方が少しとまどった表情を見せます。なかには、思わず一歩引いてしまう方もいます。

その気持ちは、とてもよくわかります。私たちの多くは、怒りや悲しみといった感情を人に見せることで、「えー、こんな人だったんだ!?」と引かれるのではないか、「イヤなヤツ」と嫌われてしまうのではないかと不安を感じています。

また、怒りや不満を表に出すことは、まわりの雰囲気を壊すものと見られがちです。そのため、私たちは子どものころから、こんなふうに言われてきました。

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