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上がり続ける新大久保の家賃、それでも韓国の人気店が次々上陸…40年間隆盛を見続けた韓国出身実業家が語る《舞台裏》

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新大久保 鄭宰旭
40年間、変化し続ける新大久保を見てきた鄭宰旭(てい・あきら)さん(写真:筆者撮影)
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とりわけ、カダイフが「ザクッ」と音を立てるショート動画は食欲をそそった。韓国ではあっという間に人気商品となり、コンビニやスイーツ店でも類似商品や、餅でくるんだ派生商品などが次々に投入された。芸能人や食のインフルエンサーもSNSで取り上げ、一大ブームが巻き起こる。

その波が新大久保に届いたのは、およそ半年後。

「韓国で人気になったものが、少し経ってから新大久保に入ってくるんです」

その形態もさまざまだ。いまでは韓国で人気のチェーン店が、どんどんと新大久保の街を彩る。

「韓国の有名なチェーン店とフランチャイズ契約を結んで、持ってくるんですよ」

「ヨアジョン」もそのひとつだ。韓国で2021年に創業すると、あっという間に評判を呼び、いまは650店舗を展開。そういう企業にアプローチをして、日本進出を持ちかけるのだ。

「15年ほど前からの現象でしょうか。最初は韓国で人気のチキンの店だったと思います。私の後輩も『明洞タッカンマリ』で修業してフランチャイズ契約を結び、新大久保に持ってきた。釜山で有名な鍋料理『ナッコプセ』で知られる『ケミチプ』もフランチャイズですね」

新大久保には韓国系の店が700ほどあるといわれる(写真:筆者撮影)

新大久保発祥と言われるチーズタッカルビは韓国に逆輸入されて人気に

鄭さん自身は貿易業や宿泊業などを営む実業家だが、やはり新大久保でフランチャイズ店を経営していたことがある。チーズタッカルビ(鉄板で焼いた鶏肉と野菜にチーズを絡める料理)の専門店「ホンチュンチョン」だ。

「新大久保には2018年にオープンさせたんですが、当時では韓国で200~300店を展開する企業でした。店のイメージキャラクターだったアイドルグループの『B1A4』も呼んでオープンセレモニーをしましたが、何百人というお客さんが来てくれましたね」

ちなみにチーズタッカルビは、新大久保発祥と言われるアレンジ料理だ。これが韓国にも逆輸入されて人気を呼び、大手チェーンまで出てきたが、それを鄭さんがさらに輸入したというわけだ。

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