大手婦人下着メーカーのワコールが異業種への参入に積極攻勢を仕掛けている。
この夏から新たに始めたのは、フィットネスやヘルスケアの施設での利用を想定した3D計測サービス「SCANBE base」(スキャンビーベース)だ。
2026年7月上旬に東京ビッグサイトで開かれた、日本最大規模のスポーツ・健康産業の専門展示会「SPORTEC 2026」。そこでスキャンビーベースの初めての一般体験会が開かれた。
展示ブースを訪れた人たちはスタッフの案内で服を着たまま機材の上に乗っていく。スマートフォンで簡単に利用登録を済ませた後、画面の前で手を少し広げて3秒ほど待つだけで、自分の体の筋肉の凹凸や、あらゆる部位の太さまで詳細に再現した3D画像が、機材の画面やスマートフォン上に映し出された。
下着販売の店頭で気づいた新たな需要
3D画像では、胸囲や腰回り、左右の太ももなど、全身21カ所の周径(太さ)が一目でわかるとともに、腕や足、胸など部位ごとの体積やボディラインを360度どこからでも確認することができる。
さらに定期的に計測して過去のデータを蓄積していけば、これまで感覚的にしか捉えられなかった運動やトレーニングの効果を数値や画像で正確に把握できるようになり、より効果的なトレーニングの考案やモチベーションの維持・向上につながるという。
ワコールでは女性1人ひとりの体型にぴったりと合う商品の提案を進めようと、19年から一部の店舗に服を着たまま瞬時に採寸する3Dボディスキャナーを導入している。設置した店舗では、買い物の付き添いで一緒に訪れた男性が自分の体をチェックしようと利用するケースがあり、男性からも一定の需要があると見込んで、今回の新サービスの開始に踏み切った。
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