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「ほぼ路上生活だった」ことも…元銀行員・国会議員秘書の"高学歴エリート"が始めた「屋台ビジネス」の意外な売り上げ事情

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神条昭太郎さん
なぜ世にも珍しい屋台バー「TWILLO」を始めたのか?(写真:筆者撮影)
  • 鬼頭 勇大 フリーライター・編集者・フードコート愛好家
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「屋台そのもので80万円くらいかかって、その他のものも入れるとオープンした時は100万円くらいの借金もしました。ゼロスタートではなく、マイナススタートですよね。

ただ、当時はまだ若かったしTWILLOも絶対にうまくいくと思っていました。最も重視していた、自分の世界観を表現するという点でも手は抜きたくなくて」

自らの世界観を表現したこだわりの屋台(写真:筆者撮影)

「価格がない」異例の“投げ銭”スタイルを始めたワケ

保健所への申請も終え、いよいよオープンの日を迎えた。記念すべき日に選んだのは、神宮外苑の銀杏並木だった。当時住んでいた場所から近く、何より景観が美しいことから選んだという。

自分の手で作った屋台を舞台に、いよいよ自分だけの人生が幕を開ける。期待を胸にオープンして最初に来たのは、海外の女性。そこから、知り合いが4~5人という上々の滑り出しを見せた。以降、盆休みも正月も、雨でも雪でも台風でも365日休まず営業する日々が続いたが、現在に至るまで少しずつ営業のスタイルは変わっている。

例えば、屋台と言えば移動できるのが何よりのメリットだ。にもかかわらず、当初はずっと同じ場所で営業していた。ある時、屋台を修理に出したタイミングで「同じ場所に居続けるなら、屋台の必要はない」と考えて都内を転々とするようになった。

リピーターを含めてお客さんに来てもらいにくくなる懸念もあったというが、時は2011年。ちょうどTwitterが流行り始めた時期だったことも追い風になった。現在の客層は7対3でリピーターが多いといい、結果的には大きなマイナスもなく固定客がついてきている。都内各地を回る中で、今ではどの場所に行っても「前に来たことがある」というお客さんがいることがほとんどだという。

現在では価格を撤廃している(写真:筆者撮影)
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