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「ほぼ路上生活だった」ことも…元銀行員・国会議員秘書の"高学歴エリート"が始めた「屋台ビジネス」の意外な売り上げ事情

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神条昭太郎さん
なぜ世にも珍しい屋台バー「TWILLO」を始めたのか?(写真:筆者撮影)
  • 鬼頭 勇大 フリーライター・編集者・フードコート愛好家
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長い“執行猶予”を終えて、次に就いたのはハローワークで見つけたという政治家の秘書。いわゆる浪人期間だった政治家を支えて、国会議員へ返り咲く下支えとなった。公設秘書にもなった。

再びエリート街道に戻ったかに見える神条さんだったが、それでもどことない違和感があった。やはり「自分の人生を諦めたくない」、その一心で政治の世界から去ってようやく「答え」を見つけた。それが、TWILLOだった。

「絶対にやめておけ」反対を振り切って作った、世界に1つだけの屋台

政治の世界から去るに当たって考えたのは「自分で食っていこう」ということ。当てはなく、ただそれだけを決心し、次いで3つの条件を考えた。優先度が高い順に「自分の世界観を表現できること」「自由度が高いこと」、そして「食っていけること」。

「ぶっちゃけ、これらを同時に満たせるのならば何でも良かった。屋台バーを選んだのは、フリーター時代にバーテンダーの経験があったのも影響しているかもしれません。料理もできないですし、飲食業界の常識やルールも知らなかったから屋台が大変だということも、そんなに気になりませんでした。反対に、知っていれば、屋台を選んでいなかったかもしれません(笑)」 

やると決まれば、ラーメンやおでんの屋台を巡ってはどんな作りなのかを研究した。その中で「ここに行けば屋台を作ってもらえる」という、南千住にある町工場の話を聞いた。自分の世界観をスケッチブックに落とし込んで持ち込み、数カ月を経て神条さんの人生そのものとも言える屋台が完成した。

真っ白な屋台が夜景に映える(写真:筆者撮影)

特にこだわったのは「色」だという。TWILLOの真っ白な屋台は夜の世界でもハッキリとした存在感を示すアイコニックなもの。実は当初、町工場の人からは「絶対にやめろ」と言われていた。

「前例がなくて“屋台らしさ”がないし、汚れも目立つだろうと。でもここだけは絶対に譲れなかったんです。どんな色にも染まっていないし、今までの屋台ではないキラキラした感じをイメージしていて、それに白という色は欠かせませんでした」

ラウンド状に神条さんを囲むようなシンクの形状など、その他の部分にも趣向を凝らした。煌びやかな世界観を実現するうえで酒やグラスにも手を抜かず、グラスはバカラ製のものを使用している。

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