ホンダ「シビック」は今、日本では希少なマニュアルトランスミッション(MT)車が順調に売れているクルマだ。何しろ、一昨年に追加されたMT専用グレードの「RS」は、シビックの販売全体のじつに4割を占めるという。もちろんシビック自体、スポーティな存在ではあるものの、例えば同じホンダの「シビック タイプR」のような純スポーツカーというわけではない。それにもかかわらず、である。
実際にはRS投入以前から、1.5Lターボエンジンに組み合わされたMT車は販売のシビック全体の3割を占めていたという。それならばとエンジンとMTを軽くリファインし、さらに内外装、そしてシャシーを一層スポーティに仕立てたのが、このRSということになる。そのヒットに味をしめたか、ホンダはそのあと「ヴェゼル」や「CR-V」といったモデルにもRSを設定して、ブランド全体のスポーティイメージの底上げを図っているところだ。
満を持してハイブリッドにRSグレードを設定
そして今回、続いて登場したのがホンダ「シビック e:HEV RS」である。e:HEV、すなわちハイブリッド版のRSというわけだが、これは単に今あるe:HEVにRSの内外装、シャシーを組み合わせただけのモデルではない。新たにフィーチャーされたのは「Honda S+ Shift」である。
昨年発売された新型「プレリュード」に初めて搭載された「Honda S+ Shift」は、直列4気筒2.0Lエンジンと2基の電気モーターを組み合わせ、走行は基本的に電気モーターで行い、エンジンは発電に徹するという構成。そしてハードウェアそのものはe:HEVと共通となる。


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