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ライフ #自動車最前線

ハイブリッド車にS+Shiftを搭載、RSはスポーツカーなのか…ホンダ「シビック e:HEV RS」の圧倒的軽快感と一抹の不安

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2026年6月4日のマイナーチェンジで追加された「シビック e:HEV RS」(写真:三木 宏章)
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シビック e:HEV RSのインテリア。Dシェイプデザインのステアリングホイールをはじめ、メタル製パドルシフト、レッドステッチを入れたコンビシート、レッドピンストライプを加えたエアコンアウトレットやドア加飾などが主な変更点(写真:三木 宏章)

それには、車内に気持ち良くサウンドを響かせるために室内向けスピーカーが前、左右、後の計4個に増やされ、専用の音色を用いていることも貢献しているに違いない。また、シフトパドルが金属製となり、操作の際にカチッと心地良い手触りを示すのも気分を盛り上げる。

適度にハードに設定されたサスペンション、手応えを増すためにトーションバーのレートを6割も高めたステアリング等々により、フットワークもよりダイレクト感に富んだ仕立てとされている。じつは車重はガソリンエンジン車のRSより120kgも重くなっているのだが、それを意識させない軽快感の演出ぶりは見事だ。

ガソリン車のRSとは違う、ハイブリッド車としてのセットアップ

1.5Lターボエンジンを搭載し、6速マニュアルのみを設定するRSグレード。エンジンの最高出力は182PS、最大トルクは24.5kgf・mを発揮。そのほか、シビック タイプR譲りのレブマチックシステムをはじめ、軽快感を高めるシングルマス軽量フライホイールなどを備える(写真:本田技研工業)

試乗を終えて改めて柿沼氏に聞くと、そのサスペンションはエンジン車のRSのものとは違っていて、車重の増加に合わせているのはもちろん、乗り心地の面でも微妙にカドを丸めているのだという。人は3ペダルのMT車に乗るのと、2ペダルのクルマに乗るのとでは意識に微妙に違いがあり、MT車と同じような仕立てだと2ペダル車は「固い」と感じがちなのだそうだ。これは、それこそシビック タイプR含め、様々なスポーツモデルを手がけてきた柿沼氏の経験から導かれた味付けである。

そんなきめ細かな企画、開発のおかげもありシビック e:HEV RSの出足は非常に好調だという。面白いのは、MT車のRSが20~30代の若いユーザーに支持されているのに対して、e:HEV RSは50代が中心だということ。同じ「シビック」の「RS」でも訴求する層はまったく別というわけだが、これもまた狙いどおりだそうだ。

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