関西国際空港が近いこともあり、飛行機の重い音が聞こえてくる。無人島という共通点だけでかつて大ヒットした米ドラマ『LOST』を思い出す。常に誰かに監視され狙われているような、得体のしれない恐怖が押し寄せてくる。この感覚こそ、冒険の醍醐味である。
資料によると1943年(昭和18)頃は50〜60人が常駐していたそうだ。電気もガスもなく、加えて水利もよくないため、途中に貯水槽を設けて水を工面していたようだ。どんな生活をしていたのか、計り知れない。
見れば「バルス!」、海岸沿いの崩れた要塞
最後に訪れたのは、沿岸にある第2砲台だ。
「対岸にある淡路島の砲台群と、敵を挟み撃ちにする目的で島の沿岸部に築いた」とパンフレットに書かれている。
第2砲台は台風などの影響もあって風化が進み、崩れているところが多い。そのため、ロープが張られ内部には入れない。ぐるりと1周することにした。

