第3砲台がある場所は標高110メートルで、島でいちばん高い場所にあるそうだ。安全のため階段は立入禁止なのでここからの眺望はわからない。しかし、これほど堅牢な砲台を築くのに、どれほどの巨費が投じられたのだろう。
中世ヨーロッパにタイムスリップ?
地下通路を通って山側に戻り、さらに奥に進むと中世ヨーロッパと見紛う建造物が見えてきた。
ここは、第3砲台の「掩蔽(えんぺい)部」。物資や設備などを守る格納庫や兵士の避難所としての役割を持つ施設だ。
暗闇で必死に撮影していると、右耳にカシャカシャとした感触のものが触れて、一目散に逃げた。恐怖……。当時の駐屯兵はランプを頼りに過酷な作業をしていただろう。のんきに逃げられるだけマシだ。
この施設を背にトンネルを抜けると、「監守衛舎跡」と「発電所跡」がある。

