その後の転職活動は想像以上に厳しかった。一時は別の派遣先で働いたが、不安定な登録型だったため、3年ほどで雇い止めに。転職エージェントを利用して100社以上の正社員に応募したものの、すべて書類選考で落ちた。
行政がハローワークとは別に設置する就労支援窓口では、最低賃金水準のパートや、正社員募集といいながら面接で低賃金の契約社員としてなら雇うと言ってくるような悪質企業を紹介された。
働き手をえり好みしている
「世の中は人手不足といいますが、どうやったら正社員になれるのか教えてほしい。でも、だからといって今から未経験の職種で、最賃で働けと言われるのは違うと思います。これまで希望とは違う仕事でも、格差がある職場でも、真剣に働いてきました。(転職エージェントで)不採用になった会社の半分以上が今も募集中です。人手不足といいながら、働き手をえり好みしているのは企業のほうではないでしょうか」
今年に入ってから「人生で初めて失業保険を受けました」。最近、新しい派遣先で働き始めたが、通勤時間が延びたうえ、これまでのキャリアを十分に生かせる業種ではない。何よりいつ雇い止めに遭うかわからない。

