物価や水道光熱費が上昇するなか、昨冬は毛布をかぶって部屋の暖房費を抑え、食事も1日1回に減らした。
ただ「年齢とともに食べる量が減ったので、食事を抜くことはそんなに苦痛ではないです」。それよりも、老後の年金が10万円ほどしか支給されないことを考えると、1人暮らしをしているアパートの家賃6万円を、いつまで払い続けることができるのか不安だという。
私は死ぬまで働くしかない
当初、ありがたいと思った派遣のイメージは、格差を強いられ続け、キャリアが尊重されるどころか、雇い止めが繰り返される中で地に落ちた。
「『派遣で働けてありがたい』ではなく、派遣を選ばざるを得ない人たちがいることが問題なんです」
取材で話を聞くなかで、メグミさんが何度も口にした言葉がある。ときに苦笑しながら、ときにあきらめたような口ぶりで、彼女はこう繰り返した。「私は死ぬまで働くしかないんだなと思います」。

