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「反省点はとくにない」 "自画自賛"会見で特別国会を締めくくった高市首相に迫りくる食料品減税と人事抗争の"運命の秋"

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高市首相
特別国会の閉会を受けて会見に臨んだ高市首相。その内容は自信に満ちたものだった(写真:ブルームバーグ)
  • 泉 宏 政治ジャーナリスト

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7月25日の特別国会の閉幕を受けて、高市早苗首相は27日の夕方、首相官邸での記者会見に臨んだ。官邸での本格的な会見は約5カ月ぶりだった。

高市首相はその中で、皇室典範改正や国旗損壊罪など、保守色の強い肝煎り案件の成立を誇示したうえで、憲法改正など残された重要課題について「公約実現への歩みを加速していかなければならない」と決意を表明した。

こうした高市首相の一連の強気の言動に対して、自民党内からは「物価対策を含め、国民の期待に応える成果は見当たらない」(長老)といった不満や批判が相次いでいる。高市首相は今週中にも決断する「飲食料品減税」の実施で政権浮揚を狙う構えだが、経済の専門家から「さらなる円安も含めた『トリプル安』につながりかねない」との指摘もある。

次期臨時国会までに実施するとみられる内閣改造・党役員人事も含めて、今後の政権運営を“高市流独裁”で進められるかは、なお予断を許さない。

朝と夕方で服装を変えた高市首相の狙い

午前の衆議院予算委員会の集中審議にはバラ色のジャケットで出席した(写真:ブルームバーグ)

高市首相は同日午前9時からの衆議院予算委員会の集中審議にはバラ色のジャケット、午後6時からの官邸会見には淡いクリーム色のスーツと、服装を変えて臨んだ。これについて官邸サイドは「テレビ映りを意識して服を選んだ」(側近)とし、会見で絶やさなかった満面の笑みと併せて、「まさに高市流の演出」(同)と解説した。

そうした会見での演出や細やかな気遣いとは裏腹に、集中審議では「中傷動画」や「サナエトークン」など一連の疑惑について、質問者をにらみつけるような表情で「関与や承認はまったくない」と強い口調で否定。女性天皇などを議論する新たな有識者会議についても「直ちに設置する必要はない」と突っぱねるなど、強気の答弁で交わし、「野党側の及び腰もあって、逃げ切りに成功した」(政治ジャーナリスト)。

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