入浴中に動悸を強く感じる方は、「肩まで浸からない」「入浴時間を短くする」など、工夫はできますが、いずれにしろ無理は禁物です。違和感があれば、ゆっくり湯船から出て休みましょう。
ちなみに、サウナは、「健康にいいのか? 悪いのか?」ですが、まだ確立されていないように思います。ですから、不整脈がある方にとっても、完全にNGではありません。ただし、心房細動の場合はリスクがあります。サウナで汗をかく=脱水状態になりやすい、ということは血栓が形成されやすいということでもあります。"我慢大会"のようなサウナの入り方は絶対にやめましょう。
不整脈のリスクを高める睡眠時無呼吸症候群
実は、睡眠時無呼吸症候群が、不整脈の発生率を上げることがわかっています。例えば、睡眠時無呼吸症候群が重症化した場合は、この病気がない場合と比べて、心房細動の発生が2〜3倍にもなるという研究報告があります。
また、眠っているときは本来、自律神経のうちの副交感神経が優位な状態になっているのですが、睡眠時に無呼吸になることをくり返していると、交感神経が優位になってしまいます。すると体は、起きて活動しているときとさほど変わらない状態になり、やはり睡眠の質が下がってしまいます。
この場合も、疲労・ストレスの除去、回復がままならず、自律神経バランスにも悪影響が及んでしまうのです。ですから、睡眠時無呼吸症候群を改善・治療することは、結果的に不整脈の予防につながっているのです。「日中、異様に眠い」「就寝中に呼吸が止まっていると、家族に言われた」という方は、一度、受診するとよいでしょう。
それから、眠りが浅くてよく目覚めてしまう方や、夜中に起きたらひどく汗をかいているという方は、低血糖になっている可能性もあります。低血糖の代表的な症状は、昼間ならば空腹感ですが、夜中に眠っているときに空腹はほぼ感じません。その代わりに、「それほど暑くないのにかなりの寝汗や冷や汗をかいていた」「起きたら手が震えていた」などの症状がよく現れます。
思い当たるふしがある方は、寝る前にスプーン1杯ほどのハチミツを取るとよいでしょう。睡眠中の低血糖を防ぎ、睡眠の質が落ちない助けになります。それが、自律神経にもプラスに働きます。



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