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日本のビジネスパーソンの多くは、平日の夜は仕事が忙しく、時間の余裕がないと考えています。終業時間が不透明なことも多いため、事前の予定を立てにくく、平日の夜が味気ないものになっているのが現状です。
一方で、世界の一流は、平日の夜を戦略的に活用しています。仕事ができる人ほど退社時間が早く、夜の時間を十分に確保しています。彼らは1日をポジティブに締めくくることと、平日の生産性を上げるために、夜の時間を有効活用しているのです。
マイクロソフトで役員を務めた越川慎司氏の著書『
世界の一流は「平日」の夜に何をしているのか』をもとに、一流が具体的に何をどうやっているのかを、3回にわたり解説します。(1回目)
仕事を「終えずに」帰る
世界の一流は、仕事をすべて完了させてから帰路につくのではなく、あえて仕事を終わらせずに帰宅します。これは決して手を抜いているわけではなく、自ら仕事の区切りを設けて、意図的に「途中」で作業を中断しているのです。
弊社が2019年に行った約1万2000人を対象にした行動分析では、日本におけるハイパフォーマー(人事評価で上位20%に入る人たち)の約7割が、「タスクを全部終えないまま」退社していました。逆に、下位層ほど「全部終えてから帰る」傾向が強かったのです。
「仕事ができる人ほどやり残しを作る」という事実は、一見すると矛盾しているように感じられるかもしれません。一流は、なぜあえて仕事を途中で止めるのでしょうか?
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