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「仕事が終わるまで残業する人」が知らない"事実"。世界の一流があえて「仕事を終わらせずに帰る」その合理的な理由

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世界の一流は「平日」の夜に何をしているのか
日本のビジネスパーソンの63%が「今日中に終わらせるべき仕事が残っている」らしい(写真:Luce/PIXTA)
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一流が「終わらせずに帰る」のは、疲れている今の自分より、明日の自分の方が質の高い判断ができると知っているからです。

私がアメリカ・マイクロソフト本社で働いていた頃、翌朝に大がかりな経営会議を控えていた夜のことです。ホテルのロビーで資料の最終確認をしていた私の隣で、ある副社長が静かにソファに腰を下ろしました。パソコンをそっと閉じ、照明を少し落としてイヤホンをつけると、音楽を流しながら目を閉じたのです。「何をされているのですか」と声をかけると、彼はこう答えました。

「夜に考えすぎると、朝の判断力が落ちるんだよ。脳が疲れていると、リスクを取らずに、いちばん安全そうな答えを選ぼうとしてしまう。だから私は、夜になったら『考えるのをやめる』練習をしているんだ」

私はそれまで、資料の細部を何度も見直し、頭の中でシミュレーションを繰り返すことこそが万全な「準備」であると信じ込んでいました。しかし、彼の言葉は私の従来の考えを根底から覆すものでした。

疲労が蓄積した「夜」に負荷の高い仕事を配置せず、心身が回復した「朝」にそれらを集中させる──。これが、成果を出し続ける人たちが共通して持っている基本的な姿勢です。

パフォーマンスが高い人の共通項

仕事を終わらせずに帰るためには、パフォーマンスが高い人が共通して持っている3つの「仕事のクセ」を取り入れることが有効です。

【クセ①】仕事を「7割」でいったん手放す

完璧な仕上がりを際限なく追求してしまうと、作業時間は際限なく膨らんでしまいます。そのため一流は、7割の段階で意図的に仕事に区切りをつけます。残りの3割は、翌朝の新鮮な視点で取り組むことで、より効率的に補うことが可能になります。

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【クセ②】退社時刻を「固定」する

自分の退社時刻をあらかじめ「固定」するようにします。退社時間を固定すると、その時刻から「逆算」して仕事の工程を割り出す考え方が身につきます。

【クセ③】退社前に、翌朝の最初の一手を決めて帰る

退社する前に、翌朝の最初の一手を決めてから帰宅するようにします。明日の朝一番に取り組むべき内容を、メモとして1行だけ書き残しておきます。この事前の準備が、翌朝の仕事の立ち上がりを劇的に変化させるのです。

世界の一流には、退社時間を自らの意思で決定しているという共通点があります。これは、業務が完了したから帰宅するという受動的な行動ではありません。あらかじめ帰る時刻を自分自身で確定させているからこそ、その決断に従って退社を現実のものにしているのです。

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