ゆるやかな斜面に中層住棟が並ぶ茶山台団地。公社の案内のもと、住棟の階段をのぼった。ニコイチは、ここでも上層階につくられていた。
扉を開けると、壁が取り払われた空間が目の前に広がった。もとは45㎡前後の住戸だが、隣の住戸とつながることで、広いLDKがつくられている。
ここは、茶山台団地で初期につくられたニコイチだ。LDKには、バーチカルブラインドが設置されていた。
「設計者さんのアイデアですね。壁で仕切るのではなく、ゆるく空間を分けています」と、公社のニコイチの担当者は話す。
「浴室だった空間を倉庫に」団地の名残りがある室内
ブラインドを閉じるとリビングとダイニングが分かれ、ゆるく区切られた部屋ができる。映画を見たり、家族が別々の作業をしたり、見せたくないものを隠したりもできる。2戸分の広さがあるからこそ、使い方にも幅が出る。
もとの住戸では壁側にキッチンが設置されていたが、現在はダイニングに向き合うようにつくられている。窓辺の明るいキッチンに立つと、室内も屋外も見渡すことができる。


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