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キャリア・教育

「桃太郎はヒーロー」と思う人は危ない? 登場人物みな異常者…昔話を"減点思考"で読むと見える「ビジネスで勝つ」視点

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ずる賢い人のための億万長者入門 成功者の9割は性格が悪い
「いい人」のままではいつまで経っても、ビジネスでの成功は望めない(写真:kouta/PIXTA)
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弁証法では、物事の発展を3つの段階で説明する。 まず、「自分はこれでいいんだ」という現状の肯定。これが「テーゼ(正)」だ。しかし、それだけでは成長はない。そこに、「お前のここがダメだ」という批判や否定がぶつけられる。これが「アンチテーゼ(反)」であり、いわゆる「悪口」に他ならない。

多くの人は悪口に耳を塞ぐが、テーゼ(現状)とアンチテーゼ(悪口)が衝突し、葛藤することで初めて、「じゃあ、こうすればいいのか」という新しい解決策である「ジンテーゼ(合)」が見つかる。この進化のプロセスを「アウフヘーベン(止揚)」と呼ぶ。

今の自分を否定されることも、誰かを否定することも恐れるべきではない。本音の悪口(アンチテーゼ)を互いにぶつけ合い、傷つき、悩み、それを乗り越えて「ジンテーゼ」へと至る。そうやって螺旋階段を上るように進化していくことこそが、人間の、そしてビジネスのあるべき姿なのだ。だから僕は、愛を込めて「お前、そのままだと一生無能だぞ」と言い続ける。

天才中学生に放った、ある悪口のあだ名

おすすめの悪口は「あだ名」である。僕は出会う人のすべてに「悪口のあだ名」をつけている。

たとえば、僕のビジネススクールには天才中学生がいる。9歳から学び始め、中学2年生にして経営者や投資家になり、今や13ものプロジェクトに携わっている。悪口の言いようのない完璧な人間に思えるが、それでも僕は彼女に悪口のあだ名をつけた。

「お前のあだ名、『全盛期9歳』な」

すると彼女は、「二度とそのあだ名で呼ぶな」とマジ切れした。

なぜマジ切れしたのか。おそらく彼女も「天才」とほめそやされて良い気分になっていたのだろう。そんなときに「全盛期9歳」と言われたら、嫌でも「自分自身が図に乗って努力を怠り、劣化していく可能性」を突き付けられる。その可能性を自己認識できれば、あとはそうならないように合理的に考えていけばいいだけだ。彼女は悪口によって、自分の弱点かもしれない部分に着目できるようになった。

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