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ライフ #夢追いフリーターの部屋から

「夢は朝ドラ執筆」「現実は恋人にフラれ、貯金を崩す日々」…40歳・夢追いフリーター男性「新人賞受賞」でも切り詰める事情

8分で読める
瀬戸大希
アラフォーで夢を置い続ける…どんな気持ちなのだろうか。写真は子どもの頃の1枚(写真:瀬戸大希さん提供)
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「『もっと早く本気になっておけ』と言いたいですね。出版社に入った頃は、ただ目の前の仕事をこなして、安定した生活を手に入れることしか考えていなかった。ドラマの面白さに気づいて、脚本を学び始めたのが20代後半。もしもっと早く、小学生の頃の創作の楽しさを思い出して本気で脚本に向き合っていれば、今頃は違う景色が見えていたかもしれない」

夢を追い続けることは、決して美しいことばかりではない。経済的な不安、周囲との比較、将来への焦り。それらに押し潰されそうになる夜も数え切れないほどあったはずだ。それでも瀬戸さんは、ペンを置こうとはしない。

「周りからは40歳でフリーターみたいな生活をしていて『いい加減諦めろよ』と言われることもあります。でも、30代後半で大賞を獲ったことで完全に夢を諦められなくなった。夢の追い風って人生においては逆風。風に乗るしかないんです。

とはいえ、正直言って40代で一般企業の正社員になることも、それはそれで難しいと思うんですよ。内勤バイトも受からないぐらいだし。だったら、月30万ぐらい稼ぎながら好きなことをやったほうがいいんじゃないかと思うんです。

いえ……これは強がりです。本当はもう自分でもどうしたらいいかわからない。目の前のやるべきことをやっているだけ」

今回の教訓

そんなわけで、6畳一間のアパートで今日も瀬戸さんはパソコンに向かう。

……なお、ネタバラシが遅れたが、瀬戸さんとは筆者のことである。

取材形式で、自分の話を書いた。理由は、担当編集者の提案。「夢追いフリーターの話を書きたい」と相談したところ、「瀬戸さん自身が夢追いフリーターなんですし、まずは自分のことを書くのがいいのでは?」と言われたのだ。

確かに、まずは自分で自分の恥をさらさないと示しがつかない。

自宅のデスクで執筆を行う。シナリオも、ライター仕事でも相棒だ(写真:瀬戸大希さん提供)

ということで一風変わった構成になったものの、今後、連載に登場してくれる人のためにも、赤裸々な思いを書いたつもりだ。

いつまで、この生活を続けるのか。もはや自分自身にもわからない。自分にできるのは、五里霧中の中でももがき続けることだけなのだと思う。

(教訓)夢の追い風は人生においては逆風。風に乗るしかない
(編集部より)本連載にご登場いただける、30代後半以降の方を募集します。「今も夢を追っている」「部屋の撮影をしてもいい」という方は筆者(@SETOdream)宛にDMやリプライでご連絡ください。
【前編】脚本家・40歳フリーター男性が語る「夢を諦めきれない苦しさ」…苦節10年、新人脚本賞を受賞も「複雑な気持ち」のワケ では、恋人にフラれ、40歳になった今も脚本家の夢を追い続ける瀬戸さんの、幼少期から現在に至るまでをお届けしている。

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