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ビタミンCで美肌、免疫力UP、風邪予防…は本当か 効果を信じて飲んでいる人たちが気を付けるべきこと【医師が解説】

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ビタミンC
肌にいいから、風邪予防になるから……と、なんとなくビタミンCを飲んでいませんか?(写真:shironagasukujira/PIXTA)
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■免疫とビタミンC

続いて免疫とビタミンCの関係です。

前述したように、ビタミンCは白血球の働きに関わります。不足すれば免疫機能に悪影響が出る可能性があります。しかし、栄養状態が良好な一般の人で、高用量サプリによって免疫力がさらに上がるというデータは十分ではありません。

敗血症などの重症患者に対する静脈内ビタミンCも、明確な有益性は確立していません。

そもそも免疫力は、上げれば上げるほどよいというものでもありません。免疫反応が過剰になれば、アレルギーや炎症の問題にもつながります。バランスが大事なのです。

■美肌とビタミンC

美肌については、これまでの話と少し分けて考える必要があります。

ビタミンCはコラーゲン合成に関わるため、皮膚に大切な栄養素です。また、塗るタイプのビタミンCは光老化、シワ、色素沈着に対する一定の効果が示されています。

一方で、飲むサプリで明確に美肌になるかについては、予備的な報告はあるものの、大規模で質の高い研究はまだ十分ではありません。「肌に必要」と「飲めば若返る」は別です。この違いを意識することが大切です。

ビタミンCの摂り方の基本

水溶性ビタミンであるビタミンCは、体内に大量にため込むことができません。そのため極端な大量摂取より、毎日の食事の中で無理なく摂ることが大事です。

日本人の食事摂取基準によると、成人のビタミンC推奨量は1日0.1g(100mg)です。これはキウイ、いちご、みかん、ブロッコリー、ピーマン、じゃがいもなどを日常的に食べていれば、サプリに頼らなくても十分に達成できる量です。

このビタミンCの1日100mgという推奨量は、欠乏を防ぐための最低限の基準です。一方、サプリ各社が示す目安量(500〜2000mgなど)は、それぞれの製品が想定する美容や抗酸化などの効果に応じて独自に設定した数値で、推奨量とは前提が異なります。

また「1〜3錠を2回に分けて」といった用法があるのは、ビタミンCが水溶性で、数時間のうちに尿へと排出されてしまうため。分けて摂ることで、血中濃度を保ちやすくするという工夫からです。

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