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キャリア・教育

原因は親にある?「本を読んでも"読解力"が伸びない子」の残念な共通点 親が見落としがちな「大事な作業」とは?

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本を読む親子
「本を読んでいるのに読解力が伸びない子」の共通点とは?(写真:Hakase/PIXTA)
  • 市野瀬 早織 元渋谷教育学園渋谷中学高等学校 国語科専任教諭 市野瀬教育研究所 所長

INDEX

偏差値70以上の進学校で指導し、教え子の5人に1人を東京大学合格へ導いてきた国語科専任教諭、市野瀬早織氏。
東大を目指す学生が自然に身につけている基礎力のひとつが「読み方スキル」だと市野瀬氏は主張する。
文章の要点を素早くつかみ、自分の言葉で説明できる。相手の意図を正確に理解し、的確に判断できる。こうした力は、入試にとどまらず、「社会人として仕事を遂行するため」「リーダーとして活躍していくため」にも欠かせない能力である。
この読み方スキルを、誰でも今すぐ使えるように体系化した市野瀬氏の初の著書『東大合格者が身につけた 一生使える「読み方スキル」』は、発売後たちまち4刷を突破するなど、話題を呼んでいる。
その市野瀬氏が、「本を読んでいるのに読解力が伸びない子」に共通する点について解説する。

「本を読む子」なのに国語が伸びない理由

「うちの子、本はよく読んでいるんです」。そう話す保護者は少なくありません。

『東大合格者が身につけた 一生使える「読み方スキル」』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

家には本がある。子どもも読書が嫌いではない。休みの日には、自分から本を手に取ることもある。

それなのに、国語の成績がなかなか伸びない。

文章問題になると、筆者の言いたいことを取り違える。記述問題では、何を書けばよいのかわからなくなる。このような悩みを聞くことがあります。

もちろん、読書量は大切です。

本に触れる機会が多ければ、語彙も増えます。さまざまな考え方や表現にも出合えます。長い文章に慣れるという意味でも、読書には大きな価値があります。

ただし、「本を読んでいること」と「読解力が育っていること」は、必ずしも同じではありません。

読書をしていても、ただ物語を追っているだけの場合があります。

面白かった場面は覚えているけれど、なぜその場面が大事なのかは説明できない。登場人物の行動は覚えているけれど、その人がどう考えていたのかまでは言葉にできない。説明文を読んでも、「なんとなくわかった」で終わってしまう。

こうした読み方では、読書量が増えても、文章を深く理解する力にはつながりにくいのです。

大切なのは、読んだあとに、その内容を自分の言葉で考え直すことです。

その機会を家庭の中で作れているかどうか。

ここに、読解力が伸びる子と伸びにくい子の差が生まれることがあります。

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