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キャリア・教育

原因は親にある?「本を読んでも"読解力"が伸びない子」の残念な共通点 親が見落としがちな「大事な作業」とは?

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本を読む親子
「本を読んでいるのに読解力が伸びない子」の共通点とは?(写真:Hakase/PIXTA)
  • 市野瀬 早織 元渋谷教育学園渋谷中学高等学校 国語科専任教諭 市野瀬教育研究所 所長
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私は現代文の授業で、生徒たちに「自分の言葉で説明する」ことを大切にしてきました。

文章を読んだあとに、何が書かれていたのかを説明する。筆者は何を伝えようとしていたのかを考える。自分はどこに納得し、どこに疑問を持ったのかを言葉にする。

こうした積み重ねが、読む力を育てていきます。

東大を目指すような生徒たちは、文章を読むとき、ただ内容を覚えていたわけではありません。

読んだ内容を、自分の中で整理し直していました。

だから、初めて読む文章でも、「これはどういうことか」「なぜそう言えるのか」と考える習慣がついていたのです。

読解力は「読後の3分」で育つ

家庭でできることも、特別な訓練ではありません。

本を読み終えたあと、ほんの数分でいいのです。

「何が面白かった?」

「どうしてそう思った?」

「もし続きを書くなら、どんな話にする?」

こうした短いやりとりで十分です。

親が正解を教える必要はありません。子どもの答えが大人から見て少しずれていても、すぐに直さなくて大丈夫です。

まずは、子どもが自分の受け取り方を言葉にすること。

そこから、「そう考えた理由は?」「ほかの見方もありそう?」と少しずつ広げていく。

その会話の中で、子どもは文章をもう一度読み直すように考えます。

読書量だけを増やしても、読んだ内容を考える機会がなければ、理解は深まりにくいものです。

一方で、たとえ短い本でも、読んだあとに親子で言葉を交わせば、その読書は子どもの中に残りやすくなります。

本を読ませることは、もちろん大切です。しかし、それだけで終わらせないことも同じくらい大切です。

本を閉じたあとに、親子で交わす短い会話。

その積み重ねが、子どもに「自分の言葉で読む」経験を残していくのです。

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