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キャリア・教育

原因は親にある?「本を読んでも"読解力"が伸びない子」の残念な共通点 親が見落としがちな「大事な作業」とは?

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本を読む親子
「本を読んでいるのに読解力が伸びない子」の共通点とは?(写真:Hakase/PIXTA)
  • 市野瀬 早織 元渋谷教育学園渋谷中学高等学校 国語科専任教諭 市野瀬教育研究所 所長
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子どもが本を読み終えたとき、親はつい「面白かった?」と聞きます。

子どもが「うん」と答える。

そこで会話が終わってしまう。これは、ごく自然なやりとりです。

ただ、この一言だけでは、子どもが何を読み取り、何を考えたのかまでは見えてきません。

読んだあとに何も聞かれない子は「考える機会」を逃す

読解力を育てるうえで大切なのは、読書をテストにすることではありません。

「正しく読めたか」を親がチェックする必要もありません。むしろ大事なのは、子どもが感じたことや考えたことを、少しだけ言葉にしてみることです。

たとえば、

「どの場面がいちばん印象に残った?」

「その人物は、どうしてそうしたと思う?」

「自分だったら、同じことをする?」

「この話で、作者はいちばん何を伝えたかったのかな?」

こうした問いかけをするだけで、子どもは読んだ内容をもう一度たどり直します。

ただ「面白かった」で終わっていた読書が、「なぜ面白かったのか」を考える時間に変わるのです。

もちろん、子どもがすぐに上手に答えられるとは限りません。

「なんとなく」と言うこともあるでしょう。うまく説明できず、途中で黙ってしまうこともあるかもしれません。

それでもかまいません。大切なのは、読んだことを言葉にしようとする経験です。

文章を読む力は、頭の中だけで完結するものではありません。自分が何を受け取ったのかを言葉にすることで、理解は少しずつ深まっていきます。

本を読ませることだけに意識が向くと、読書は「終わったら完了」の活動になってしまいます。

けれども、本当は、本を閉じたあとにも読解は続いているのです。

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