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【AI→新規事業も大激変】「AIで誰でも何か作れる時代」決定的に差がつくポイントは?

8分で読める
新規事業の経営論
顧客理解の浅い企業ほど、AIで作れるものが増えた時代には迷走します(写真:metamorworks/PIXTA)
  • 麻生 要一 『新規事業の経営論』著者・アルファドライブ代表取締役社長兼CEO

INDEX

「サラリーマンに新規事業なんてできるわけがない」。かつてよく囁かれたこうした意見は、いまではすっかり影をひそめ、多くの企業から「新規事業」が続々と生まれている
ただ、新規事業は生まれるものの「大きなビジネスにならない」「人は育つが、育った人ほど辞めてしまう」など「次なる課題」に直面している企業は少なくない。
これまでに230以上の日本を代表する企業の新規事業を支援し、累計2万3000を超えるプロジェクトの創出に関わってきた「新規事業のプロ」である麻生要一氏が、このたび、6年ぶりの新著『新規事業の経営論』を上梓した。
「1→100に必要な全仕組み」をはじめ、新規事業のすべてを書いた決定版である同書は、発売前に増刷が決まるなど、早くも話題を呼んでいる。
その麻生氏が「AIが変える新規事業の新常識」について解説する。

「まずMVP」は長らく正しかったが…

新規事業の現場では、長らく次のように言われてきました。

『新規事業の経営論: 100億円超の事業をつくる18のシステム』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

「完成品をいきなり作ってはいけない。最初から大きく投資してはいけない」

「顧客にとって本当に価値があるのかを確かめるために、検証に必要な最小限の製品、すなわちMVPを作り、顧客の反応を見ながら磨いていく」

これは、新規事業開発における基本中の基本でした。

私自身も拙著『新規事業の実践論』の中で、MVPの重要性を繰り返し述べてきました。

新規事業において、最初から完成品を作り込むことは、多くの場合、危険です。時間もお金もかかりすぎるうえに、顧客が本当に欲しがるものからズレてしまう可能性が高いからです。

この原則はいまも変わりません。

新規事業は、顧客のところに行き、顧客の声を聞き、顧客の行動を見るところから始まります。AI時代になっても、顧客不在の新規事業が成功しないことに変わりはありません。

では、何が変わったのでしょうか? 

変わったのは、「作ること」の重さです。

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