いずれにしても、クルマに近づくだけでロックは解除される。そしてキャビンに入るべくドアを開けると電源が入り、運転席に座ってシートベルトを閉め、ブレーキペダルを踏むと、自動的にDレンジに入り、発進OKとなる。
周囲の状況をカメラで感知しているようで、バックで車庫入れするような状況で同じ動作をすると、自動的にRレンジがセレクトされる。
手動でセレクトもできるが、かつてのようなコラムレバーではなく、センターディスプレイ右端の表示で操作する。クルマのイラストを上にスワイプすると「D」、下にスワイプすると「R」に入る。
どちらかに入っている状態で中央に表示される「P」を押せば、パーキングレンジがセレクトされる。
スタートボタンやシフトレバーなど、従来からある操作系に慣れた人から見れば不安が残るかもしれないが、スマートフォンの扱いに近いので、慣れればむしろ楽だった。縦列駐車でDとRを交互に選ぶときなど、やりやすいと思ったほどだ。
「2+2+2」6人乗りのパッケージング
モデルY Lは「プレミアム」のモノグレードで、シートは標準ではブラックだが、試乗車はオプションのゼングレーだった。乗車定員は「2+2+2」の6名だ。
オットマン機構が追加された前席は、座り心地は固すぎず、サポート感もあり快適。2列目も前席と形状が似たセパレートタイプで、身長170cmの筆者が座ると、スライドをもっとも前にしてもひざの前に余裕が残り、最後方までスライドさせると、足が組める。
2人掛けのベンチシートになる3列目へは、2列目中央の通路からアクセスする。シートを畳んだりせずに済むので、むしろ楽に思えた。
気になるスペースは、つま先が2列目の下に入るし、頭上はリアウインドーに触れることはなく、外から想像するよりも広い。これはミニバンではなくクロスオーバーSUVなのだから、合格点をあげられる。

